おまつり

マイ・ニューヨーク・ダイアリーのおまつりのレビュー・感想・評価

4.5
内容、音楽、ビジュアル、雰囲気すべてが好きだった。サリンジャーの「ファンレター係」であった新人アシスタントの自叙伝を原作とした知られざる実話系。

作家を夢見るジョアンナが遊びにやってきたニューヨークでしばしの滞在を決め「安いアパートに住んでカフェで原稿を書く、そんなことがしたかった」と始まるストーリー。作家志望は採用されないからと「書くこと」を隠して出版業界で働くうち、自分の本当の気持ちややりたいことと向き合っていく。というか、大作家に「毎日書くんだよ」と言われてモチベ取り戻さないわけないね!

「“大人”の自分探し」とコピーにあるけれど、大人かな?まだ夢の途中の少女に感じました。我はもっと大人なので…笑
だってもう夢とか諦めて向いてる職についちゃったもん。一応エンタメ業界に関わっていることが便利で楽しくて程よく刺激があって。あそこで辞める選択はできないわ。羨ましいなあ…

配給の映画公式サイトに劇中歌のプレイリストが用意されてるのまで含めて100点!感謝!!でも出版人パーティのシーンでかかってるやや異質な雰囲気の曲が気になってるんだけど入ってない?どれだろう…?

ファンレターの送り主が話しかけてくるシーンはアメリを思い出すような好みの演出。
ラストは「サリンジャーファンであれば」幸福のあまり忘れられない1本になる、とのこと。サリンジャー読んでないんだなぁ…だからわからない…読まなきゃ……読みたい!の0.5残し。あとプラダを着た悪魔も見たような見てないような…
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