10分遅れで入場。
本編にはギリギリ間に合ったが、走ったので心臓バクバク。
その心拍数がおさまらぬうちにあのショッキングすぎるシーン。余計に動悸が速くなる。からのタイトル。開始早々、衝撃がえげつなすぎて呆然とせざるを得ない。
被害者遺族、間接的・直接的な加害者を取り巻く「空白」。それを助長するマスコミ。
空白により明確な『悪』を見つけられないため、観客は感情移入先に困り、常に落ち着かず感情が揺さぶられる。
終盤のあるシーンで畳み掛けられ涙が溢れる。強く美しい親の姿を目の当たりにし、それに影響されてからが本作の見どころ。
鑑賞後は、余韻という名のボディーブロー。ジワジワとした、それなのにガツンとくる重さ。心がポッカリと空白になり、とても言語化できない思いに駆られる。
リサリサ先生以来の逆さタバコに感動しました。