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青くて痛くて脆いのhayatoのレビュー・感想・評価

青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)
2.9
【なりたい自分になりたかっただけなんだ。】

○昔考えていた思いは青くて、
●夢を持った事で周りから痛くて、
◇そうやって絆は脆く壊されたんだ
◆なりたい自分になりたいだけなんだ

★名台詞
秋好『願う力を信じなくなったなら、それはもう、理想じゃない』

うーん、願うだけじゃ何とも出来ないこともあるんじゃないかなー

田端『就活生というのは、なんて気持ちの悪い生き物なのだろう。思えば、自分じゃない、を繰り返すのが就活だった気がする。そりゃあ、疲れるわけだ。
でもきっとそれは就活だけじゃなく、社会に出ていってからも続くのだろうし、より注意を払わなければならなくなるんだろう。』

就活から続く社会人もそんなようなものだよ。

田端『成長って、弱い自分から目をそらすことじゃないと思うんだよ。きっと、弱かったりする自分がいてさ、でも人間そんな簡単に根本は変わんないじゃん?』

拗らせ…

《ストーリー》〇
《演技》△
《音楽》△
《展開》〇
《笑い》△
《感動》△
《泣》×
《ハラハラ度》△

★感想

大学の時には絶対1人はこんな人居たなぁと思うんだけど、自分もあんな人になっていれば人生変わっていたのだろうなとも思ったりする。

『何者』みたいなストーリー展開だが最後そう来たか!!と予想出来なかった。

なりたい自分が沢山いたけども、青臭い理想を掲げていたらみんなから笑われるって否定されてしまう。それが自分でありここで言う主人公なんだ。

突き進む秋好はエネルギッシュな女の子でこんな人に惹かれたんだろうなと思った。

杉咲花ちゃんは何だか演技が下手なのかどうしても好きになれない。今回の映画で再び思ってしまった。
吉沢亮くんはこじれて拗ねてしまう様子がエヴァンゲリオンのシンジくんに酷似してしまうほど演技は良かった。

全体的に映画は色合いが青かったのも気になった。

青くて痛くて脆いのは、なれなかった自分に対しての思いもあるんだろうな。

この映画を見て、気持ち悪いと感じてしまった俺は歪んでしまったのだろうか。

吉沢亮くんの走り方が良かったです。
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