DVDレンタルしにくくなっていたので見そびれていましたが、配信があるのに気づいて見てみたら面白いじゃないですか、これ！
台風で予定潰れて外出できない憂さが綺麗に晴れました。
ずっと前に予想していたおり、シャーヒド・カプールやアーイシャ・タキアが出ている大昔のしょーもないコメディー”Fool N Final＂と同じスタッフなのですね。ゆるい喜劇で好き嫌いは分かれるけれど音楽とダンスだけは最高！ってやつ。おまけにこれジャッキー父も出ているわ。これもスタッフの得意なことを派手にやっているアクション・コメディーでダンスシーンも安定していてとっても良かった。
これ、原題”Baaghi(反逆者）”シリーズの3なのですが、３になって反逆者とは言いにくくなった感じ。ヒロインはシュラッダー・カプールに戻り、前作のヒロイン兼タイガーの彼女のディッシャさんはアイテム・ガール出演してますが、ダンス・演技ともシュラッダーとタイガーの組み合わせの方が相性がいい感じで、１と３の方が見やすかったです。２はタイガーのアクションは良かったんだけれど、ディッシャさんが出てくると変に重くて流れが滞る感じだったのよね。
悪役もそれぞれに見せ場があって、あまりなさそうだけれど身近かもしれない犯罪を扱っていて、道具立ては古典的、というのは私は面白かったです。ただ、一般の人のテロへの巻き込まれ方の描き方の是非は長い目で見て行った方が良いかもと思った。
制作スタッフがこれも重なる、大ヒットした”Tigar Zinda Hai"（インドパキスタンの工作員が協力してIS的なテロ組織に拉致された人を助けるという映画）と同じ道具立てをもっと日常的な喜劇に落とし込んでみました、ということなのでしょうが、それは成功していると思います。
タイガーの踊るようにアクションする身体能力はすごいけれど、ダンスやコメディーではシュラッダーがちゃんと合わせているし、兄役リテーシュのしょうもない人演技はだんだん板についてきた感じですが、本人も楽しんでいるんじゃないかな。
"Baaghi"の一作目みた人は少ないかと思うので、ダンスシーンのクリップを貼っておきます。⇩
https://youtu.be/f6vY6tYvKGA
やっぱりこのシリーズにはシュラッダーとタイガーの明るいダンスがあってこそと思います。
役者さんたちが楽しそうに演じているように見えるのが何より良かったです。
