しらが

ミッチェル家とマシンの反乱のしらがのレビュー・感想・評価

4.5
スマホのコンシェルジュAI“パル”が人類に反旗を翻し、ロボット軍団を率いて世界中の人類を捕らえてしまう。
この危機的状況の中、唯一残ったのは変わり者揃いのミッチェル家だった。
果たして彼らは人類を救うことができるのか…。

まず驚いたのは、アニメーションのクオリティの高さ。CGなんだろうけど、どこか手描きっぽさも感じさせる。各キャラクターの動きが躍動感に溢れていて、感動すら覚える。

随所に盛り込まれるコメディシーンもクスッと笑えるものが多く、楽しませてもらった。

その一方で、困難な状況の中で家族が結束する姿に胸を打たれる。
特に、父リックと娘ケイティの関係性は特に印象的。互いに思いを上手く伝えられない2人が、マシン軍団との戦いの中で絆を強くする様子に感動した。
思春期の娘さんが居るお父さん方は泣いちゃうんじゃないかな。あのホームビデオの演出は泣けるわ。

ハイクオリティなアニメーションと、作品のテーマとも言える家族愛を存分に堪能できる傑作です。
できるなら映画館で見てみたいなあ。
しらが

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