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ザ・ピンク・ルームのkyokoのレビュー・感想・評価

ザ・ピンク・ルーム(2011年製作の映画)
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カンボジアで最も児童売春が横行していると言われるスワイパック。少女たちは家族に男たちに虐待されてきた。

「ピンク・ルーム」
その言葉の意味がおぞましい。

かつてクメールルージュによって家族から引き離された者たちが親になり、貧困とモラルの低さが新たな地獄を生んでしまった。
少女たちの救済のみならずスワイパックのコミュニティから変えようとするアメリカ人牧師が設立したNPOが素晴らしい。大人たちの不安を取り除いてやれば子どもたちの未来も明るい。
宗教色を抑えめにしているけれど、これはまさにクリスチャンの奉仕精神の賜物と言える。

神の使い手が傷ついた少女たちにつけたティアラは、女の子はみんなプリンセスだという証。無価値なんかじゃない。
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