このレビューはネタバレを含みます
キャストの皆さん、それぞれよかったですね。かんちゃんの高校?の時の爽やかさ〜大人になった時の憎悪のシーンまで、特に振り幅が大きかった気がします。
みんな、何かを抱えて何かを背負って、そして、何かを思って生きているのに、その思いは強いはずなのに届かないことの方が多い現実…
震災の時は、私の住んでいた街でもライフラインは止まり、物流も止まり、街は混乱していて。みんな命は無事ではあったけど、それでも、水の取り合いや根拠のないことからの嫌がらせなど…いろいろあったなと。あの雰囲気は本当に嫌だったな。
仕事があるだけいい。
家族が見つかっただけいい。
何か食べられるだけいい…
それはそうかもしれないけど、だったらどうして、この気持ちは晴れないの。と思ってしまうよね。
「守られなかった」ではなく「護られなかった」という表記。映画を見ると、意味が分かります。