ぐるぐるシュルツ

サンダーロードのぐるぐるシュルツのレビュー・感想・評価

サンダーロード(2018年製作の映画)
3.9
僕の果て、サンダーロード。

〜〜〜

主演ジム・カミングスが監督・脚本・編集・音楽全て担当したらしい。
すごいなぁ。脱帽。

めちゃくちゃ不器用だけど、根心は優しい。
でも優しいからってうまくいくわけじゃない。
そんな不幸の連続をずっと追っ掛けて観るわけだから、
憎めるはずなくて、
ハッピーエンドにしてほしくなって。

手遊びの練習、
コントロールつかなくなる感情、
馴染みのいつもの友達、
道標だった母親。

ところどころ犯罪者たちと主人公が重なる表現があって、
壊れてしまいそうなのは、
ほんと、皆そうなんだよな。

〜〜〜

全てを失った後での展開は、
意外にもあっけない。
でも嫌いになったからいなくなったわけじゃない。
辛すぎたから遠くへ行ったんだよ。
逃避行だってサンダーロード。

〜〜〜

あの泣きそうになって声が高くなっちゃうのが、
心に残る。
良いキャラクターだった。