つばさる

ビルド・ア・ガールのつばさるのレビュー・感想・評価

ビルド・ア・ガール(2019年製作の映画)
4.0
「レディ・バード」「ブック・スマート」のビーニー・フェルドスタイン主演、染まりやすい16歳が失敗を繰り返しながら大人になって行く痛快青春ムービー!

冴えなくていじめや嫌がらせの対象となりがちなジョアンナは空想上の友達(過去の偉人や映画のキャラクターなど)と会話をし、恋(というかセックス)に強い憧れを抱いてるちょっとイタイ子(そこが愛おしいんだけど)

昔の栄光から諦められないミュージシャンの父と双子を産んで産後鬱の母、ロック好きで優しく親友のような兄と無邪気な弟達というユニークな音楽一家に生まれ育つ。

図書館に入り浸るジョアンナは自作の詩がテレビ局の目に留まり番組に出演することになるが、緊張から浮き足立ち大失敗。
学校でも冷やかされ、さらには障害者保険を受ける父が隠れて行っていた子犬の繁殖事業がバレ、一家はより一層貧しい生活に。

家賃を稼ぐ為、ジョアンナは大都会ロンドンの有名音楽誌での記者としての仕事を獲得。ファッションもライフスタイルも次第に”業界人”へと染まっていく…。

スタートからコケまくるジョアンナ!
傷が癒えないうちに立ち上がり、周囲を巻き込みながらも前進する姿が痛々しくも清々しい。
盛大な失敗の連続で観てるこちらも胸をえぐられる!!
シリアスなシーンのはずなのにちょいちょい絶妙なタイミングで笑いを入れてくるので、こちらはまさに泣き笑い😂

ラストはカメラ目線でメッセージを伝えるシーンがあるので、ティーン向けを想定した映画なのだと思うけど、いくつになっても七転び八起きってところかな。

それにしても、ジョアンナが仕事を忘れ夢中になってしまうロックスターのジョン・カイトが男前過ぎる👏😭✨ジョアンナを見つめる視線が優しすぎ!!あんなんそりゃ惚れてまう〜!!

ストーリー ★★★☆☆
キャラクター★★★★★
オシャレ度 ★★★★☆
エンタメ度 ★★★★☆
メッセージ性★★★★☆

イタくて愛おしい女子高生の代名詞みたいなビーニー・フェルドスタインがいくつまで女子高生役をやってくれるかな。
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