YUI好きということを差し引いても良い映画だと思う。
YUIは、太陽にあたると死ぬXPという病気を患う少女を演じている。
YUIに演技させるのはどうなの…と思ってたけど、思いの外よかった。ちょっとぎこちない演技が、むしろ初々しく感じられて、純愛映画の甘酸っぱさを引き立てたように思えた。あと、当時デビューしたてということもあるけど、YUIって「普通」の女の子っぽいと思う。希有な病を抱えていたとしても、当然普通の生活がしたいし、普通の恋もしたい、「普通に生きていければよかった」という切実な思いが感じられる役所。
あと、なんといっても歌が良い。当然だけど。YUIの声を絞り出すような歌い方が、病を抱えていても力の限り生きていくという覚悟そのもの。
読み返すとYUIのことしか書いてなくて我ながらひいたけど、ほんとに贔屓目なしで良い映画。や、ちょっとは贔屓してる。