叡福寺清子

カポネの叡福寺清子のレビュー・感想・評価

カポネ(2020年製作の映画)
3.0
とっかかりの少ない作品でした.こんばんわ.三遊亭呼延灼です.
脱税で逮捕.刑期を終えフロリダに隠居したカポネの晩年を描いた本作.しかし,梅毒による障害は深刻で,結果若年性痴呆症を発症します.そんな中,カポネが隠したとされる1000万ドルの在処の捜索にFBIが奔走しますが・・・と書けば,それなりの物語になりそうですが,生憎大部分がフィクションだそうで,しかもカポネ氏の挙動を中心・・・そう,痴呆男性の有様を描いた作品がそうそう成功するとも思えず・・・やっぱりそうですよねぇ.カポネ氏の霞がかった頭の中を再現するような作品視聴を強いられました.
トム・ハーディはすごいんですよ.いつも以上に頑張ってました.ハーディがギャング役といえば,傑作ドラマ『TABOO』を思い出しますが,S2の製作ってどうなっているのかしら?小便大便漏らし放題人参加えて黄金トンプソン・サブマシンガン.やりきった感はございましたが,残念ながら,それで作品が救われたかといえば,そんな事ないんだなぁ・・・これが.実子トニーの存在も,イマイチ要領を得なかったですしお寿司.