ひよし

ただ悪より救いたまえのひよしのレビュー・感想・評価

ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)
4.0
ファン ジョンミンを堪能しました。銃や刃物のファイトシーンはもちろん、子どものためになりふり構わへんところに時おり見せる優しい顔。とりわけ日本パートにおいて居酒屋や畳の上で佇んだり、大将に日本語でビールを頼んだりなんかはそうそう観れるもんやないねんけども、ビール注ぐ前にグラスに何入れとんねん!ウイスキー?普通の人を描いて無いんを改めて理解しました。

イ ジョンジェもその世界のモンでも恐れる殺し屋を嬉々として演じており、けどエゲツなさは意外と少なめで、ハデハデで突飛な衣装もそない似合うてるとは思わへんかったけど、近頃の最強寒波も吹き飛ばすくらいの二人の暑さは、決してバンコクのシーンのせいだけやないでしょう。
しかし、トゥクトゥク?に乗ってのシーンに至っては笑かせに来とるんかい⁉︎と少しクスッとしました。

主演の二人が対決するんやろ、ってのは分かってんねんけど、ゴルフ場のシーンからどう展開していくんやろ思うてたら、色んな問題を絡めながらお互いの殺してやるの熱量が徐々にヒートアップしていき、定番のキミらには弾当たらんのか、とか、それでもまだ死なんのか、の率直な意見は腹の中に収めて、最後はせやな、そうなるよな、と今年一年の映画を観納めて参りました。

来年もよろしくお願いします。
ひよし

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