ざわ

『犬鳴村』恐怖回避ばーじょん 劇場版のざわのネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

犬鳴村初見。見るつもりなかったけど恐怖回避バージョンのために見た。
たまにこれは回避フィルター通さないんだ…?っていう謎があった。

邦画もホラーもあんまり観ないんですけどこんな感じのダサい演出横行してるんですか……?(恐怖回避バージョン抜きに)

こうたの自由研究、"わざと子供に寄せて書いた大人の字"なのでガン萎えしてしまった。

お母さんが覚醒しだしたあたりから恐怖回避関係なく普通に面白くなってきちゃったな(笑える方の意味で…)。

お父さんあんなに血を嫌うなら結婚しなきゃよかったのにね?
穢れた血?おもしれー女ってなったのかな。

病院で何か起こるとインシデントレポートォ…って色んな意味で怖くなっちゃうな。

山犬を狩って生計を立ててるってそれ普通に無理では…。
ニホンオオカミだってしっかり確認されたのは明治が最後だし、野犬としたって確かにWW2中の極限に物資がない時は毛皮としてしゃーなし使ってたけど、この犬鳴村に描かれてる時代戦後だし……動物実験用として払い下げもないではないけど実験に出自の知れない動物は適さないからあんまり……だし……(ウィキペディア)。
どう使ってたんだ教えてくれ。肉を食って自給自足してたのか?牛とか豚とか家畜育てた方がコスパいいぞたぶん。

あと、犬と交わってたってデマ流されたって話も、流石に戦後の人間でもそれぐらいのリテラシーはあったと思いたいなぁ……ないんかな……。

じいちゃんの子供時代の家、着物着てる時代にしては新しすぎでは???普通に昭和末期とかの家でしょ…。っていうかそのあと現代パートになるけど現在の家と全く一緒じゃん……。

そして全体的に男が居すぎるんだよな。
犬鳴村にもじいちゃんのとーちゃんも。
戦後すぐぐらいの時代に男女比半々で成人男性も五体満足で普通にいますっていうのはな……。

人らしきものが電話ボックスに群がってる絵面を引きで見せられると普通に面白いな。面白くなっちゃうのホラーとして致命的では?

日本国憲法通用せずってそういう…。
(序盤)何されるか分からんヤバい場所→有力者による"犬鳴村に対して被差別的扱いを容認する日本国憲法クソくらえ"という擁護(?擦り寄り?)→実はダムのために村を潰したいので日本国憲法に認められた人権を無視するための口実でした
この意味の転換は上手いな。

りょうたろうくんパートなんだったん……?いる??

恐怖回避バージョン普通に楽しんじゃったけど、終盤の奏「おばあちゃんも笑ってるよ」じいちゃん「そうか(ニコニコ)」(病院連れてかなきゃ…不憫な子だ…)って吹き出しだけはくそくそくそ腹立ったな。
作中、じいちゃんは奏が霊とか見えたり不思議な力を得ても気味悪がらず全肯定してくれたのに、恐怖回避バージョンのみに出てくるおもしろおかしくするための吹き出しで不憫とか言われたらぜーーーーんぶ台無し。
ざわ

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