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イングリッシュ・ペイシェントのmendeのレビュー・感想・評価

2.7
長かった。
きっと原作は面白いと思う。
最後に主人公(レイフ・ファインズ)の行動が明らかになり、ドイツのスパイとして疑われた理由やカラヴァッジョが恨んでいた理由、キャサリンとその夫の行く末がわかり、そこにはカタルシスがあるはずだ。おそらく読書ならば。
でも映画にしては長い。終盤にはすっかり退屈して、スマホをいじりたい欲望との戦いだった。
ハナとキップのロマンスや、カラヴァッジョなどばっさり切ってもよかったんじゃないかとすら思う。
ベッドシーンであからさまに盛り上がる音楽の入れ方も気恥ずかしい。
僧院の絵画や、ヘロドトスに挟まれた手紙、洞窟の発見、その絵を描くキャサリンなど印象的なシーンはあったけど、メロドラマのなのに主人公カップルがあまり魅力的に見えなかったのも見ていて辛かった大きな理由だと思う(かと言って身勝手な不倫ドラマなどとは全く思わないが)。
なんでこれがいろんな賞をとっているのだろう。ワインスタインの力?
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