ダウンセット

青春の殺人者のダウンセットのレビュー・感想・評価

青春の殺人者(1976年製作の映画)
3.5
水谷豊の独特な台詞回しはこの頃から既に完成している。市原悦子のこの演技たるや。今作のハイライトといえる水谷豊と市原悦子の取っ組み合いは狂気を通り越して、コメディ。時代の空気感が突き抜けてるんだよなぁ。
破壊と再生。辿り着けない物語がカリソメな民主主義に侵食されてく日本と、本作の主人公が絶妙なバランスで同期していく。
そして原田美枝子。撮影当時、まだ17歳だっていうから凄い。無添加印な乳房が完璧すぎる。こんな子が同級生に居たらトチ狂ってますな。でもエロさは無い。カラッと爽快な、まさに天然素材が故にか。