このレビューはネタバレを含みます
うーん、期待したほどではなかったなぁ。
アルコール濃度を上げるとどうなるかと言うところで予想を超える展開はなく、やっぱりそうだよねと言う落としどころ。
ただアルコール濃度0.5%にした時にメンバーの仕事がなぜか好転していくシーンはほほえましかった。
眼鏡のサッカー少年可愛い!
結局、みんな飲みすぎて、主人公は妻を追い出した。妻の「この国は飲んだくればかり」のフレーズは刺さった。一方で、体育教師は学校での飲酒がばれてクビになり、行き着く先は自殺。主人公との別れ際に、「妻とよりを戻せ」と言うアドバイスをしていた時点で死亡フラグが立ってた。
1番印象に残ったのは、試験に自信のない生徒に対して口頭諮問の直前に飲酒をさせて無事に乗り切らせたシーン。
試験の内容がキルケゴールと不安に関するもので、この映画のテーマとシンクロしてたんじゃないかなぁと言う意味で、非常にうまい表現方法。
「もうちょっと水を飲んだら頭がスッキリするんじゃないか」のアドバイスは笑えた。
デンマークでは16歳から飲酒ができると言う重要な情報は最初に入れてもらったほうがよかったんじゃないかな。