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人数の町のdarumaのレビュー・感想・評価

人数の町(2020年製作の映画)
3.8
設定の奇抜さに惹かれて鑑賞。自由と不自由は相反するようで共存するモノ…これって恐らくこの町の制度に疑問を感じるように作られてると思うけど、逆に私はアリかもと思えてしまった。セーフティネットとの兼ね合いというか(極端すぎるけど)。まあ混沌としている現在が素晴らしいという事で。でもそういう風に考えられるような作りがいい。

ラストが飛んだのでどうしてそう成れたのかが不思議。町の説明がとても丁寧でわかりやすいけどちょっと長いかな?途中社会主義批判に取れる感じも。家族の扱いがややテンプレ的?(女性が観るとどう思うか気になった。私もだけど)

でも調整弁という発想は凄いと思う。リアルな数値がいい。無さそうで在りそうな微妙なラインの攻め方が好き。管理社会の怖さもよく出てる。

役者さんは石橋静河さん目当てで鑑賞。パブリックイメージ通りの役でした。中村倫也さんは安定の倫也さん。ふわっと喋るのがエモい人(何だろうねあれは!母性本能くすぐる的な?)特筆すべきは緑役の立花絵里さん!とてもよかったです(お初だと思います。ちょっと今田美桜ちゃんに雰囲気が似てる)ラストの男の子が倉悠貴くんかな?(おちょやんのヨシヲ。エンドロールで気づいた)あと松浦祐也さん!(好き)草野イニさんも放課後グルーヴ観てたのでわかりました!

木下グループ新人監督賞準グランプリ受賞作という事は観る前に作品の概要を見て知っていたのだけれど、AWAKEといいテーマの選び方が絶妙。やはりキノフィルムズは信頼が置ける。
あと制作はヴィレヴァン!のコギトワークスさん。(今チラッと公式見たら、僕の好きな女の子も街の上でもそうなのね…!プロデューサーさんが違うけど)

ひとこと。
ピクミン・・・
(出てこない、連想したという意味)
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