スパイダーマン：アクロス・ザ・スパイダーバースのWadeZentaのネタバレレビュー・内容・結末

映像がエグすぎて、目ん玉飛び出る。
脳内ぐちゃぐちゃにかき混ぜられてる感じ。

原作も含めてたくさん描かれてきたからこそ説得力を持つ、「スパイダーマン」という大きな物語の描き方が秀逸すぎる。

大いなる力には大いなる責任が伴う。

責任とは代償のことでもあったんだ。
糸を操るだけが「スパイダーマン」たらしめるのでなく、失ったものも含めての「スパイダーマン」なのだと。
（もちろんこの大きな物語と小さな物語を厳密な意味で分けることは出来ない。）

マスクの持つ大きな物語を背負う一方でその内側は1人の人間、小さな物語が確実にある。
今まで見てきたいくつものスパイダーマンの物語は、スパイダーマンという大きな物語を見ているようで実はそのマスクの内側の小さな物語に興奮し、共感し、感動していたのだと気付かされた。

劇中通して、常に上下が分からなくなるような演出で揺さぶられることからも、その視点の話がよくらわかる。


ここまで準備された装置があるからこそ描かれる物語が圧巻すぎる。うますぎる。

ノーウェイホームもそうだっけど、「スパイダーマン」にしか出来ないプロットだけど、それの使い方が最近うますぎる。


最後のワクワク感が半端じゃないし、早く次が観たい。

IMAX 3Dでみたいなぁ。