なんだろう…難しいけどすごく好き

言葉を上手く話すことの出来ないレネーと
同じカヌーに乗ったマーカス。
お互いを理解し合って特別な友情を…
という物語。

この作品を見てどう感じ取るか、
正直難しいし、メッセージを100%受け取れたか分からないけれど、
違いを受け入れることの大切さみたいなのを伝えたかったのかなあ…と！

それと終わり方がすごく良かった。

2020年194本目

• #ymnショートフィルム記録
• #ymn_animation

わずか8分の短編アニメだが、いろいろと考えさせられる映画だった😊

主人公は自分が思った事を上手く言葉にできない少女のレネーと、おしゃべりが好きな心優しき少年マーカス。2人はある日カヌーでペアになることとなる。なかなか意思の疎通ができない2人が、わからないながらもわかろうとする姿がグッとくる。

タイトルの「Loop」は色々な意味がある単語だが、スラングとして少し変わった性格、あるいは癖のある人を指して使うこともあるそうだ。

何を考えているかわからない人、あるいは言葉が通じない者同士の交流の難しさと、それでもひたむきにお互いを知ろうとする主人公達の誠実さに心打たれる。

多くの人はマーカス視点でこの映画を観るだろう。例え大人でも言葉を発せないレネーとどの様に意思疎通を図れば良いのか正解はわからない。

この映画は〝Loop〟と呼ばれるそうした人たちに対して、どの様に向き合えばいいのかの正解を示すものではない。そもそも絶対的な正解などないのだろう。

それでもマーカスがした様に、彼女のことを知ろうとし、時には間違いながらも修正し、本人と向き合おうとする事が重要なのではないだろうか？

そもそも変わったところが有ろうと無かろうと、障がい者で有ろうと健常者で有ろうと、元から他人と自分は違う。

違う者同士が意思の疎通を図ったり、わかり合おうとすることは、難しくて当たり前だし完全に分かり合えることなどあるはずもない。

一生懸命頑張れば、どんなことでも解決できるなんて嘘っぱちだ。でも解決できないからと言って切り捨てることもない。スッキリ解決だけがいい映画ではない。

エンドロールの後までお見逃しなく😊

• #ボブおじアニメ
• #ボブおじ短編
• #障がい者
• #子供が主役

カヌークラブに遅れてきたマーカスがペアを組まされたのは自閉症の女の子レネー。

話しかけてもなかなか会話にならないことに戸惑いながらも、2人きりのボートの中なんとか心をつなげようと試みるマーカス。

初めはカヌーのコーチ？が少々強引ではないのかと思ったが、きっとマーカスの心根の優しさを信じたのだろう。

自閉症と一言に言っても、色々と個性ががあるからレネーはなかなか日常的にたくさんの人の中に置くのが難しいタイプなのだろう。
マーカスを友達だと認識した訳ではなくても、このことが彼女が社会に溶け込む第一歩となれば良い。

完全なる大人向けの描写でおもしろいわけではにいのだけど、多様性を持つためにこういうディズニーアニメも必要なのだろうな。