片山慎三監督、清瀬やえこさん、安井秀和さんのトークショーつき。
ラストシーンから始まるかのようなオープニング。そのシーンからは想像できないエンドロール。短編だからやりきれることが詰め込まれている。
清瀬やえこさんの狂気から始まり、安井秀和さんのクズ(ドジ?)っぷりを見る彼女で終わる。
二人のお金に関する話だったり咲希と警察に向けた感情、翔との話を聞いたときの取調官の変化。
作中に現れる2つの対極が'そこにいた男'を介して面白さが生まれる。長編にするとこの面白さが持続できるかは難しいかもしれない33分の強みがあった。
全く関連性はないのに『シン・ゴジラ』を見ている感覚だ。というラストシーンは緊張と緩和を予感し、ハードな内容とは思えないなんとも心地のいい終わり方をする。