※まず画面がめっちゃ暗い映画なのでまだ観てない神戸のみんな ミントは絶対におすすめしない 西宮でもかなり暗いと思ったよ
配給 サーチライトピクチャーズ
(FOXサーチライトの読み応えあるパンフ大好きだったのになくなったのでとても悲しい...)
繁忙期、特にクリスマス商戦の時期の米Amazonはヤバいと聞いたことがあり あんな巨大企業がこんな雇用の仕方なのかと冒頭から興味深かった 生きるって大変なんだよな
ヴァンで移動していくシーンがいくつか挿入されるものの それが全く希望的ではなく進んでも進んでも同じ風景の連続であるのは先の見えない人生のノマドたちの姿そのものであると言える
ファーンはサバサバしていて誰にでも優しく接しているように見えるが
一方でどの人に対しても一歩引いたような距離感を保っている気がした 絶対に近づきすぎないというか(唯一近くなりそうだった人に対してもある時を境に離れたように見える
それは自分の生活は自分でという決意もあるのだと思う
人も場所も未来もいつまであるものではないという意識が頭にずっとあるからか
ノマドや旅をしながら家を持たない人って自由気ままなイメージがあったけど(この映画でもそのようなこと言われるシーンがあってハッとした)そうならざるを得ないからあの生活をしている人もいるんだよな
特に経済格差が大きい国では...
ケン・ローチの映画みたいにリアルな現実世界の情景をどんどん見せつけてくる作品
フランシス・マクドーマンドが本物のノマドにしか見えない さすが
アベンジャーズを横目に歩いていくシーンがあまりにも辛かった
映画観られるってすごく贅沢なことなんだよな
季節が巡ってまたAmazonがやってくるのがかなりきつかった
happy new yearってなんて残酷な言葉なんだろう
すごく地味な映画だけどコロナ禍の今年だからこそこういう作品がオスカー獲る気がする
エンドロールに驚きっぱなし！
