このポスターの写真の様に真っ直ぐ見つめるアイダは、力強い意思と行動を持って、家族を必死で守ろうとします。
危険を感じるからこそ余りに強引であったり、平時ではヒンシュクではと思う事でもガンガン奔走します。
アイダの役割故にその先やいく末を他の市民よりは悪い方の想像が容易に出来たやろうし、客席から突然スレブニツァに放り出された者としても終始緊張が途切れず、アイダは何処へ?と刮目せざるを得ません内容でした。
どちら側かを一方的に糾弾したり、アイダを過度な悲劇のヒロインにはめ込んだりせず、悲しみの連鎖を断ち切れるのかを、今の時代の遠い国の客席にいる自分たちに突きつけられたんで、眠気が起こる事なくエンディングを迎えました。