ゆめちん

ファイナル・プランのゆめちんのレビュー・感想・評価

ファイナル・プラン(2020年製作の映画)
3.5
ファイナル・プラン
 
元爆破専門の軍人カーターは、退役後ある理由からアメリカ各地の金庫を爆破し、銀行強盗を繰り返していた。そんなある日、偶然出会った女性アニーと恋に落ち、過去を償い人生をやり直すことを決意し自首をする。
 
"闘う父親" リーアム・ニーソン。今回は伝説の爆破強盗で、痕跡を残さず、死傷者も出さずに札束を奪い、正体を知る者は誰もいないというキャラ設定。まさしくニーソンにぴったりの役柄。
 
ストーリーは予定調和であるものの、一枚も二枚も上手なカーターが、まんまと敵をやり込めていく終盤の展開はやはり爽快で、安心して楽しめる。ただ、敵を容赦なくバッタバッタとなぎ倒す展開を期待する人には、物足りなさを感じるかもしれない。
 
カーターと対峙するFBI捜査官役にも、実力派俳優が揃ったという印象。T2でT-1000役を演じたロバート・パトリックが、出番は少ないがベテラン捜査官役で出演し、その健在ぶりをアピール。良心の呵責に苦悩する捜査官を演じたアンソニー・ラモスも印象に残る演技で、思わず感情移入してしまった。今週末公開される "イン・ザ・ハイツ" も楽しみ。
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