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いとみちのmaroのレビュー・感想・評価

いとみち(2020年製作の映画)
3.0
2021年日本公開映画で面白かった順位:103/128
   ストーリー:★★★☆☆
  キャラクター:★★★☆☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★☆☆☆

青森県のご当地映画だね、これは(笑)
お話はオーソドックスな高校生の青春ストーリー。
激しい津軽弁で友達のいない主人公が、心機一転メイドカフェでバイトして三味線弾いて、自分を出すっていう。

こういう話は好きだし、タイトルやポスターではまったく惹かれないからこそ、意外と中身がよかったりするんじゃないかって思ってたんだけど、、、なぜだろう、僕はほとんどハマらなかった。
各レビューサイトでは高評価もかなり見受けられるし、その理由はわかるんだけど、、、僕の口には合わずでして(笑)

まず一番大きいのは、セリフが何言ってるかわからないところだったかなあ。
もちろん、前後の関係で意味は通るんだけど、セリフそのものが津軽弁で聞き取りづらく、耳に入ってこないっていう。

次に、いとがアルバイトを始めたきっかけが弱かったかなーって思った。
特定の目的があったのかよくわからないまま、いきなりメイドカフェに決めてたから。
いや、もしかしたら言ってたのかもしれないけど、津軽弁で僕が聞き取れなかっただけかも?

あと、友達の早苗(ジョナゴールド)といつ仲良くなった、、、?って。
ただ通学の電車がいっしょってだけで、それ以外の接点がないのに、親友みたいになってるのに違和感。

僕自身の好みと関わる部分としては、この映画が“個人プレイ”っていうのもハマらなかった理由かもしれない。
結局、メイドカフェの仕事もまわりと協力するようなところはなかったし、三味線に関してはいとがひとりで完結させてたからなー。

個人的には『ウォーターボーイズ』や『チア☆ダン』みたいに、スポーツかつ集団競技で、仲間との対立を乗り越えて最後に勝利をつかむっていう、スポ根系のものが好きなので(笑)

でも、ラストでいとが三味線を弾くシーンはすんごい練習したんだろうなって思えるぐらい圧巻だった!!
おばあちゃんの三味線もすごかったけど、この方は三味線界では有名な方みたい。

そういえば、店長を演じた中島歩って、明治時代の小説家の国木田独歩の玄孫らしいんだけど、声としゃべり方がものすごく竹野内豊に似てた(笑)
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