ようすけ

AWAKEのようすけのレビュー・感想・評価

AWAKE(2019年製作の映画)
4.2
最後の一分を見て、すっかり満足してしまった。観始めたら一気にトイレにも行かずに最後まで。
電王戦はどちらも間違っていないし正しい判断だったと思う。
決着がついた(ついたと判断した)時の英一の頷きと笑顔の意味をずっと考えたが、さて、どういう思いだったのだろう。
すっきりと勝敗を受け止められたという長い年月を経過した変化か。それとも、まだまだ強くなると言いたいのか。
AI研究会?に入って友人と接した変化、リアルの将棋盤に触れるまでの変化、最後の最後の変化と、陰鬱で危なっかしい主人公でこちらも暗くなりそうなタイミングで変化していた。

確かに努力が報われるとは限らないよねぇ。でも、しっかりと自分の道を見つけたら、違う形で報われるよぉ!と言われている気がする。AI研究会の友人がいい味出している。そしてその妹との、ほんの一瞬しかない思わせ振りなやり取り。多分この作品ではこれ以上は不純物なんだろうなあ。
いやぁ良作でした。叫びながら剣を振り回す演技よりもこちらの方が上手かった気がする吉沢亮。
ようすけ

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