"ダニー･ブートマン･T.D.レモン･1900!!!"と声に出して呼びたくなるほど主人公を大好きになってしまう、そんな映画(？)。名作の再上映ほんとありがたい〜。
ストーリーが綺麗すぎる作品、最初から最後まで。数ある作品の中でも極めて綺麗。
序盤に出てくるレコードが本当に最高の仕事をしてくれるんよなぁ、そこから流れる曲がどのようにして誕生したかが分かったときのロマンチックさといったら👏
そのレコード作成までの話運びも好きすぎて…。人の容姿から音楽を創り出すシーンが圧倒的に好きなんだが分かっていただけますか…。
厳かな感じの女性や挙動不審な男性の音楽を即興で生み出すさま、雰囲気にピッタリすぎて驚く。
その後に例のレコードの曲が誕生ですからね…、1900の気持ちのこもった"Playing Love"という名曲が最高に美しい。
最初から最後までピアノ三昧ってのもたまらんのよなぁ、初めてマックスと会ったときのワルツもジュリーと勝負するときのジャズも好きで好きで仕方ない。
ジャズバトルは超見所すぎて何回観ても飽きん。世界一トリッキーなタバコの火の付け方やで。
全曲通してマックスがこの上なく聴き入っている顔するのがまた至極。
そんなマックスの1900への想いが泣ける。クライマックスはほんと感動する。
1900が船から降りられない理由が本当に辛い。終わりのないことを恐れる気持ち、なんか深すぎて突き刺さる。言われてみれば怖い。無数の鍵盤で音楽は創り出せないって…。
人生の再出発を裏テーマ？で描いた作品でもあって余韻も本当にすごすぎる〜。
タランティーノ映画では観られない紳士なティム･ロスがたまりません。
そして育ての親ダニーも愛溢れる父親で大好きです。名付けるシーン何回観てもいい🙆♂️
そしてそして最高の音楽をありがとうございましたエンニオ･モリコーネさん。ご冥福をお祈りします。
