普通の映画なはずがないネトフリ制作のフランス映画、兎にも角にも冒頭が印象的だった。ここまでエンジン全開で始められたら観る方も入り込む。
のっけから10分超えの長回し、突然の開戦からの暴力暴力暴力。警察との争いを経て車で逃亡。基地に戻ってからのタイトルバック。これを見せられると嫌でも期待値が上がってしまう。
逆に言うとその先も長回しが多いのだが、場面によっては のっぺり するというか、メリハリがなくなる気もしたので要所要所での長回しの方が見応えあるように思った。
警察に殺されて死んだと言われるイディール、その3人の兄モクトール、アブデル、カリムが主人公という感じ。弟が殺されたことに対してそれぞれ少し考え方が違うようで、これがなかなか良くない。
警察が迫る中で内輪揉めどころじゃないってのに、そこに事実が追い討ちをかけるからほんと気の毒。
それとテロリストのセバスチャンって何者だったんだ？ストーリーももう少し展開があればという感じやった。
新年に観る映画ではなかったけど、まぁこういう年明けもありということで。
