是枝裕和が韓国で映画を撮るという事で期待値は高かったです。
面白いには面白いんですが、とんでもない傑作かと言われると……
「万引き家族」の同工異曲という感じですかね。
韓国映画特有のねっとりと絡みついてくるような熱気と汗と血の匂いや情念みたいなものが見事に漂白されているように感じました。
これは面白い現象でしたね。
役者陣は良かったです。
特にソン・ガンホ凄い。
マジで凄いな。
赤ちゃんポストの入れられた赤子を横流しするブローカーという設定はすごく面白かったです。
しかしそこら辺を掘り下げるというよりは家族のかたちや家族とは何ぞやという方に話が振れていき、バラバラの5人が家族になっていくロードムービー感が強いです。
ここら辺がイマイチ琴線に触れなかったというか、「万引き家族」で見たかな〜という感じでした。
今年も半分過ぎたので上半期に観た映画の中で全然期待していなかったのにメチャ面白かったナーメテーター映画を書き残しておきます。
「アライブフーン」
「ライダー・オブ・ジャスティス」
「ガンパウダーミルクシェイク」
「おそ松さん」実写版
「からかい上手の高木さん」
「メタモルフォーゼの縁側」
「恋の光」
「異世界かるてっと あなざーわーるど」