バリカタ

ヒトラーに盗られたうさぎのバリカタのレビュー・感想・評価

ヒトラーに盗られたうさぎ(2019年製作の映画)
2.0
うーむ、何にも響かなかった。残念だけど。

絵本未読、モデルの作家さん情報皆無で鑑賞。
ユダヤ弾圧始まる前に亡命した家族の道程を描いた映画。

それだけなんだよなぁ、残念ながら。

それ以外を受け取ることができませんでした、本作品からは。
うさぎはなんの象徴にも使われるわけではないし、裕福に過ごしていた家族が、困窮の中でも家族愛を失わず、心の豊かさを失うことなく、前向きに生き切りました!

ってだけなんだな。真面目に。

俳優陣良かったけど、卑屈な僕には裕福に過ごしてた家族の生活レベルが落ちていくたびに、状況を理解しようとしない子供達の我儘が目に余ったり、結局、裕福だからそれできたんでしょ?みたいな目線で見てしまう。ドイツから出たくても出られなかったユダヤ人達の苦労、これから味わうであろう苦難を考えると、

「は?」

な感じなんです。

もちろん、本作品は何らかの苦労アピール話ではないとは思うけど、なんかなー、作家さんの思い出話ムービーの域を越えてないって思いました。

なんだかなー。