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パリのどこかで、あなたとのkyokoのレビュー・感想・評価

パリのどこかで、あなたと(2019年製作の映画)
3.7
『おかえり、ブルゴーニュへ』の兄妹コンビふたたびで、密かに、というか、かなーり楽しみにしていた今作。

元カレの思い出の呪縛から逃れようとマッチングアプリで消耗品のような出会いを繰り返し、結局誰とも繋がれずに眠りこけるメラニーと、自分の心に負荷をかけているものの正体が分からないままやはり誰とも繋がれずに眠れない日々を送るレミーが、「意味のある出会い」をするまでの物語は、単なるニアミス男女のラブストーリーかと思ったら、想像以上にセラピー要素多めだった。

マルシェのイラン人店主がナイスキャラだし、セラピストも控えめだけどしっかり支える。あと、白猫のナゲット!超かわいい〜

なのに、全体的に音楽がいまひとつ。
特に、ポゼッションとかアングストみたいな不穏なシンセ系は「なぜ今これ?」で集中が途切れちゃったよー
ついでに、オープニングとエンドロールの演出も全然好みじゃなかった…
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