現金を使うことがほぼなくなった今、実体がなくなれば、現金輸送車を襲う犯罪はなくなるんだろなぁ、なんて思いながら観た。
4章に分かれている本作。Hは一体何者なのか、なぜ現金輸送専門の警備会社に入ったのかが徐々に明かされていく内容になっていて、まあもう存分にその不死身的強さを堪能させてもらったよ。凄まじい執念だったわー。
警備会社を襲って大金を強奪する、なんていう大胆な計画を企てた者の正体には納得だった。なんだけど、それで家族を養おうっていう考えには笑っちゃった。だったら、綻びは最初に繕っておかないと。計画は抜け目なくても、予想外の事態はどこからやって来るか分からないんだから。
ラストは予想が付くものだったけれど、警備会社社員の立ち向かう勇気が素晴らしくて、結構見応えある章になっていたなと思った。
#119_2021