ともぞう

映画 太陽の子のともぞうのレビュー・感想・評価

映画 太陽の子(2021年製作の映画)
3.1
戦時中、日本も原爆を作ろうと奮闘していた科学者達がいたという話。結局は開発が間に合わず、被爆国になってしまうという皮肉。難しいテーマを柳楽優弥、三浦春馬、田中裕子、國村隼など俳優陣の熱演は素晴らしかったが、結局、映画としては何を伝えたかったのかがボヤけてしまい、深みがなくなってしまったのが非常に残念に感じた。

〈あらすじ〉
1945年の夏。戦況は悪化し、最終局面を迎えていた。京都帝国大学・物理学研究室で研究に勤しむ実験好きの若き科学者・石村修(柳楽優弥)と研究員たちは、軍から密命を受け、原子核爆弾の研究開発を進めていた。研究に没頭する日々が続くなか、建物疎開で家を失った幼馴染の朝倉世津(有村架純)が修の家に住むことになる。同じころ、修の弟・裕之(三浦春馬)が戦地から一時帰宅し、3人は久しぶりの再会を喜ぶ。しかし、修と世津は、裕之が戦地で負った深い心の傷を垣間見る。また、修は物理学研究の楽しさに魅了されていたが、その裏側にある破壊の恐ろしさに葛藤を抱えていた。そんな2人を力強く包み込む世津は、戦争が終わった後の世界を考え始めていた。それぞれの想いを受け止め、修と研究チームは自分たちの未来のためと開発を急いでいたが、運命の8月6日を迎える。日本中が絶望に打ちひしがれるなか、それでも前を向く修が見出した希望とは…。
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