ありそうでなかった時間加速系シチュエーションサスペンス。
シャマラン作品ということでお約束のどんでん返しが不安だが果たして。
結局色々詰め込みすぎて消化不良感が否めない。
単に時間が加速したシチュエーションで考えうるパニックシーンの寄せ集めである。
アメリカ映画あるあるだが、とりあえず家族の関係性を構造に組み込んでるせいで正直かったるい。
あたしのような私文系でも理解の範疇におさまるよう、時間の加速についてのSF的説明がなされておりそれは良いとして、幼児に毛が生えたようなガキが急成長とともに心も成熟するというのがあまりにトンデモで全く納得ができず、この点がガバガバ過ぎて途中からバカバカしくなったのは内緒である。
シャマラン作品にしてはよくある顛末に収まっており、その点においても凡庸。
設定は悪くないが、内容は極めて微妙であった。