再生の物語、を主軸にした
人に優しい、優しい優しい人たちの物語。
人は人の中でしか、幸せを感じられないのか
出所したヤマダは
富山の塩辛工場に勤める
黙々とイカを洗い
黙々とイカをむく
こつこつと日々を続けることに
意味はあるのか
その意味はこつこつと続けてみなければ
わからない
毎日を大事にすることが
どんなに大事なことなのか
続けてみなければわからない
生と死の間にある時間
ゆらぎの中にみんな生きてる
食べることは生きることだ
山田が、ジャンクフードばがりでなく
自分で米を炊き
自分でみそ汁を作り
もちろん、塩辛ものせて
白飯をばくばくと食べる
そして、隣の部屋の島田に乗り込まれながら
2人でご飯を食べる
顔色も、表情も緩んでいく
その変化が素晴らしくて
白飯が食べたくなった