TIFF2020の4本目!
TIFF2020の1本目で観たのが「遺灰との旅」だったけど、今作は「遺体との旅」だった。
パレスチナで心臓病の子供はイスラエルで手術を受けるという。
そのイスラエルで子供を手術で喪った父サラー。
息子の遺体を家に返そうと彷徨うが、途中で出会ったユダヤ人女性ミリと行動を共にすることになる。
ロードムービー的な味わいの中に、ちょっとシュールな笑いを散りばめてて面白い。
でもやはり亡くなった息子を抱えながら彷徨う姿が切ない。
どんどん腐敗していく遺体を前に何を思うのか。
ミリがめちゃくちゃ良い人で、海外ドラマ「24」のクロエにめっちゃ似とる。
残念なのはミリ側の事情があまり語られないこと。
何故あそこまでサラーを助けるのか?
妊娠した背景なんかもよく分からん?
あのホテルマン?
あとは残念ながらパレスチナとイスラエル、そしてユダヤ人の関係性がイマイチ日本人には分かりづらいところかな。
そしてラスト…て何も言わないんかい!!!
そこもう少し感動的にしても良かったんじゃ?