グレハニスト森田

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティのグレハニスト森田のレビュー・感想・評価

2.5
ミラジョヴォの私物作品と成り果てた旧作からようやく開放されたコンテンツ。
REシリーズが好調の中、予告編の出来がファンに期待されたが...

原作ありきの実写化作品のため、ゲームを知らない人間にとっては退屈この上ない作品である。
いちゾンビ映画として観ても、特筆すべき点もない。(そもそもゾンビ映画でない)
だとすればゲームの内容をどこまで再現してファンに納得させるくらいしか無いような作品だったが、これも見事にずっこけている。

孤児院の扉、町中の看板、警察署ロビーなど舞台美術に関してはゲームのアートワークをそのまま持ってきたようだが、キャラクターのビジュアルと性格の改変については如何なものか。
シェリーにいたっては登場する理由すらない程度の役割であり、ゲームに出てるからとりあえず出しました的なやっつけ仕事感も半端ない。

1・2の時系列をごっちゃにしたストーリィも雑多すぎてどうにも。
ラストのロケットランチャー演出はパチスロの復活演出かと思うくらい適当である。

ゲーム通りにしたいんだかオリジナル作品を創生したいんだかさっぱりわからないという矛盾した出来栄えであった。
素直にCGアニメで作ればいいのに。