バリカタ

人民警察のバリカタのレビュー・感想・評価

人民警察(1985年製作の映画)
3.5
興味本位の鑑賞。
東ドイツ三部作の最後。

東ドイツの警察機構を良く知らないので、人民警察とはなんぞや?が良くわかってないです。グンダーマンに出てきた秘密警察とか、作品内で言葉で出ていた刑事警察とか、色々あるのかな?よくわからないです。

本作の人民警察って秘密警察みたいな厳しさとは無縁。緩いのです(笑)だべってるし、無線取ろうとしないし、早く帰りたがってるし。なんだか、平和な役所の一コマみたいです。扱う事件も民事系ばかりのような気がしました。それが悪いってわけじゃなくて、肩透かしを食らった気分ですね。

インタビューを織り交ぜながらのドキュメントはさらに興味をそそります。さらに、なんとも嘘くさい若者の将来の話、本当にそう思ってる?な感じの適当感(笑)
なんだか、東の終焉間近って感じでしたねー。緩い警察の記録。

記録作品として良作じゃないでしょうか?