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ドント・ブリーズ2のhoteltokyoのレビュー・感想・評価

ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)
3.0
前作の悲劇から8年、あの盲目の退役軍人ノーマンは少女にサバイバル術を仕込んでいる最中だった。少女は明らかに歳の離れた老人をパパと呼び、外にでれない不満をただぶつけるだけであった。だがノーマンは言う・・「外に出れば敵だらけだ。」と。そんな質素で悶々とした生活を続けいる二人の家に招かざる客が訪れる。目的は少女であった・・果たしてこの少女の招待は・・・?的な物語。

あの最強の退役軍人が帰ってきた。そして前作よりも一層スタイリッシュになった印象を受けるこの老人が今作ではなんと主役級に。奪われた少女を奪還しようと、尾ひれのついた薬物中毒の一味と一戦を繰り広げる。まさに1では敵役だったシュワちゃんが2では寝返る『ターミネーター』ばりの展開を迎える。そして前作のホラー枠を抜けて、ヒーロー物のシナリオに昇華。

ぶっちゃけ目が見えてようが見えてなかろうが一切支障ないくらいの機敏なアクションで悪者をバッタバッタとやっつける。この老人がブルース・リーにすら見えてくる瞬間だってある。そしてタイトルがドント・ブリーズのくせに、気絶した少女に老人が「息をしろ!」と呼びかけた際は監督のしたり顔が頭にちらついたが、それらも含めてよりエンタメ要素が高まった本作であった。ぜひアベンジャーズの1人として取り上げてほしい。
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