このレビューはネタバレを含みます
事件の背景の魅せ方が素晴らしいと思いました!
個人的にオチが最高でしたし、最後まで気味が悪い感じが続くのが良かった!
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< 鑑賞2回目 >
"インター・ステラー"を筆頭に
映画好きのきっかけになった同作。
専門学校時代に課題に出されるわけだ
名作と呼ばれる所以を、端々まで堪能できる--
タイトルバックで流れる犯人の様相
これでもかと降り続ける雨への嫌悪感
クライマックスでは何故か晴れる夕暮れ時
巡査から刑事、スワットまで動かした
完璧主義者で有名なフィンチャー監督ならではのサスペンスフルな綺麗な皮肉の応酬
駆け出しの若い既婚している刑事(ブラピ)と
愛を断念した熟練の刑事(モーガン)の対比も
素晴らしい。
大それた「七つの大罪」にも劣らない
一本の筋が通った動機に
指紋はなくし、金と知識がある犯人への造形と
それを追走する二人の捜査線は完璧に等しい。
きちんと魅せるべきアクションは見せて
エンタメにも沿わせている。
傑作とはこうあるべき、と改めて感じられました