人の悪に迫る。七つの大罪になぞらえることでより深くその罪を知らしめる。
2020.02.05 再鑑賞
やはり、凄い映画だと感じました。
鬼才デヴィッド・フィンチャーの世界観が存分に表現されていただけでなく、“人間”の本質を非常に残酷なまでに描いています。
また、主演のモーガン・フリーマン、ブラッド・ピットの二人をはじめとした俳優陣の演技も素晴らしいです。
“セブン”=“七つの大罪”
これはすべての人間が持ち得る罪です。
それでも、そのひとつの罪もなく生きている人間等いない筈。
それでも人間は、“人間”の領域の中で生きることで均衡が保たれているのだと思う。
たとえば、“良心”とか。
本作のラストは数あるの映画の中でも特に衝撃的なものだと思います。
しかしながら、そこに込められた意味を考えなければいけないと思うのです。
それは、この映画を観る上での命題なのかもしれないとも思います。
人間を知る映画。
素晴らしい。