サマセット7

セブンのサマセット7のレビュー・感想・評価

セブン(1995年製作の映画)
5.0
カッコ良すぎる有名なオープニングクレジット。
降り続く雨と街の喧騒が、どうしようもない街の陰鬱とした現実を見事に表現している。

1度目は、映像を味わい、筋を追うだけで面白かった。ブラッド・ピット演じる若手熱血刑事ミルズに共感した。ラストはまさに衝撃だった。

2度目は、モーガン・フリーマン演じる老刑事サマセットの、現実に押しつぶされそうになりながら、それでも戦い続ける姿に着目して観た。
全ての人は、サマセットと同様に、残酷で無情な現実に疲れ果て、それでも戦いながら生きていくのだ。

傑作。
ただし、あまりに陰惨なので、他人には勧められない。