映画館を救うためのクラウドファンディング、宮崎キネマ館での上映は感慨深いものがありました。
高畑充希、大久保佳代子、柳家喬太郎、皆の映画愛はそこかしこにひしひしと感じさせる流れになっていましたが、映画館存続の為の奮闘や状況の説明に奥行きを感じることができず、さらりと話が終わった感じがした。
高校生を演じても全く違和感のない高畑充希、まん丸い瞳から大粒の涙が溢れると感動して泣けてくる。大久保さんは普段の彼女を自然体で演じていて、ハマり役だったなと思いました。
ラストシーンは、街の皆が集まってきて、棒立ちになり個々のセリフを回すんですが、なんだか学芸会の1シーンみたいで、ちょっと引いてしまった。
楽しみにしていた竹原ピストルが、やっと出てきたと思ったら終わりで....。
後から、これはテレビドラマの前日譚だとわかり、ドラマを観てたらもう少し思い入れも持てたかなと思いました。
ともあれ、映画鑑賞が多岐にわたって可能な時代だから、小さな映画館が消えていくのは止められないかもしれない。
趣のあるその場所が、少しでも長く存在する様に楽しみながら、たくさん足を運びたいと、改めて思いました。
