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ゴジラ-1.0のsacoのネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

シンプルなドラマ+迫力の映像+役者迫真の演技で、なかなかの感動でした。
予定調和でご都合主義な部分も多々あるけれど、娯楽超大作として観れば私は全然OKです。

怪獣モノには全く思い入れはないけれど、“シン・ゴジラ”を観た際に1954年の最初の物語を動画配信で見て、この怪獣が人間の所業による放射能が原因で誕生した事を知りました。すると、なんだか哀れみを感じて芯から憎めない感情が沸いてしまう。
今回もすっごく悪いやつで人間の敵なのに、粉々に爆破されて海に沈んでいく時など、ちょっと胸が痛かったのは、甘々の私だけかな(笑)。....敷島(神木隆之介)はなんとなく助かりそうだったので。

ツッコミ所を言ったらキリがないけれど、VFX視覚的にも俳優の迫真の演技的にも魅せられて、文句なく楽しめた気がする。

敷島が典子(浜辺美波)を失い瓦礫と化した街の中に立つゴジラを見上げて声を上げて慟哭する神木隆之介の熱演シーンは胸が詰まっていちばん印象に残った。
安藤サクラにもリアルな演技に感情を持っていかれました。

東日本大地震後に観た“シン・ゴジラ”の深刻さとは違う感じの面白さでした。見てよかったです。
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