このレビューはネタバレを含みます
昨夜、前作を復習鑑賞した。
やはり同じ所で泣いた。
ホームレスかつヤク中の男が、一匹の猫と出会う。薬物を断ち、アパートで暮らし、金も稼げる様になった。本もベストセラーになった。
何を今更。続編を作る必要があるのだろうか。
観てビックリ。何も進歩していない。
まだ、路上で歌い、雑誌を道端で販売。
金が無い。
色々なエピソードを挟んで来るが、ぶつ切りの印象。
やはりネタも無いのに、続編作るからでは。
俺なんかと暮らすのは、ボブの為にならないんじゃないか。ウジウジウジウジ。
前回の話を考えたら、迷う所じゃない。
ボブと死別するとか、施設に引き取ってもらうとかして、ボブ無しでジェームズが独り立ちする話。では無かった。
一番納得がいかないのは、登場するキャラクター。
ボブとジェームズ以外、ほぼ全取っ替え。
出版社の黒人女性は同じ人だったと思う。
父親は?後妻は?義理の妹達は?
隣人だったベティは?
支援してくれたヴァルは?
常連の人達は?
あれだけ人に恵まれて、まともな人生を歩める様になったのに、恩知らずなのでは。
尺が足り無いだけで、実際は関係性を維持していたと信じたい。
今回のヒロインはアジア人ビー。自由奔放なアーティスト気質のベティに対して、ビーは支援施設で働く超真面目な印象。ギャップが凄い。
全然恋愛の要素を感じ無かったのに、最後に唐突なキス。確かに距離は近過ぎたけど、しっくり来ない。
脚の悪い雑誌販売仲間が、実は良い奴だった展開はホッコリした。
アパートの入り口辺りを、いつも落書きしている若者達。
まさかボブの絵だとは。あれは反則。
その後、涙腺が緩みっ放しだった。
終盤、全員集合的な演出にヤられた。
脚の悪い彼は、会えずにいた娘と孫を同伴。商人のインド人は、ネットで皆に呼び掛けてくれた。
動物福祉局の女性が、手紙を読み上げるシーンも泣けた。
ラストで急に現れた青年が、序盤で助けた男だと気付くのに3分掛かった。
終盤で一気に挽回したから、評価が難しい。
前半2.5。後半3。終盤4.5と言った所か。
まだボブはhimself のクレジットだし、これは3もあるな。