斬切りバーニー

マスカレード・ナイトの斬切りバーニーのレビュー・感想・評価

マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)
2.9
実を言うと、主役級の役者をバカスカ登用する映画は、ちょっと苦手です。と言うのも、スゴいでしょ〜豪華でしょ〜見たくなるでしょ〜と、製作側のいやらしさが透けて見えるようで……(汗)

そうなると天邪鬼の私なんか、「ふんっ、そんな口車になんか乗るか!」と反発したくなるのが心境なのです。(なので、旦那にどうしてもと付き合わされての鑑賞です)

当然ですが、映画によって見所は違うと思うんですよ。それは脚本だったり演技だったり音楽だったりする訳で、だから脚本賞や主演男優・女優賞、音楽賞、撮影賞、美術賞とそれぞれに賞があるんですね。

今作で言えば、目玉はやはり豪華役者陣の登用にあると思います。さすがベテラン揃いのため、安定の演技ーー。

しかし、それに目を眩ませられるだけじゃなく、今作最大の見所は、豪華役者陣を生かす派手なカメラワークと美しい構図にあると、私は考えます。エンドクレジットで監督の名前を見ても、いまいちピンと来なかったけど、後で調べたら『HERO』を手掛けているようで納得しました。てか、木村拓哉どんだけ好っきやねん!

唐突な教会場所移動には、前作の長尺自白説明が再燃し、うへぇ〜と萎えてしまいましたが、予想外の犯人に観賞後は旦那と大盛り上がりでした。……アレですよね。ゲーム探索時に、一度クリアした部屋は、除外しちゃう盲点!

そんな例えを持ち出すあたり、やはり私はゲーマーなんでしょうかね(笑)へへへ。