じんわりと優しい作品。
美味しいものは人の心も体も救う。
フィンランドの小さな村に恩人を探しに上海からやってきたチェン親子。食堂を経営するシルカや常連客と交流が生まれます。
医食同源は日本人には馴染みのある考えだけど、フィンランドではそうでもないようです。
異文化に触れることや理解すること、歩み寄ることがストレートに描かれていました。
最後まで見ると、そんなになんでもうまくいくのー?とも思えましたが、昨今の刺激ばかりでストーリーこねくり回してひねくれた作品の中にあっては、これはこれで素直で良いのかなとも感じます。
美味しいものを心を込めて誰かのために作るって、とても幸せなことなんでしょうね。
料理は生活力!
チェンの作る中華料理はどれも繊細で上品な感じで、見た目も美しく本当に美味しそうでした。