あでぃくしょんBBA

世界で一番しあわせな食堂のあでぃくしょんBBAのレビュー・感想・評価

世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)
3.1
2023.02.15 配信で視聴

“食で異文化交流”映画。“北欧圏における中華料理キャンペーン映画”とみれないこともないが、フィンランドの爺さんたちと、フィンランド人たちが着てるセーターが良かった。

北欧人はバイキングの子孫で、北欧から離れた彼らの子孫はイングランドをつくった。イングランド料理はマズイと言われるが、「食えればいい、肉とイモで腹が膨れたらそれでいい」が伝統なら、食で心身を癒すなんて思いつきもしなかっただろう。
しかし今の中国(人民共和国のほう)でも薬膳て考え方はメジャーなんだろうか? 台湾ならわかるんだけども……。
それに、フィンランドはエスキモー系の人らが先住民で、先住民らはトナカイのモツ(内臓)などで希少な植物性の栄養を摂ってたはず。中華の調味料と食材を使った薬膳でなくても、“北欧に昔からある調味料と食材で薬膳”みたいな考え方の提案が作中にあっても良かった。

んで、あと私の偏見なんだけど、腕が立つ料理人て、どこの国の人でも大抵かなり偏屈で気難しい(横暴とも言う)んだよね。“料理人と客”の関係ならいいけど、身内にはなりたかない。あのフィンランド姉さん、大胆だ。
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