鋭利な刃物はそこにあるだけで脅威！！
ミステリとホラーの要素が絶妙に混ざっていて、終始、緊張感が途切れない。
前半に具体的な殺戮シーンを挟まない事で後半の容赦なしの殺人が、より強調されて戦慄が走る。
観てる側の願いは虚しいばかり。
中盤の思わぬ展開、振り向きざまの顔のアップと不意打ちに、びっくりして思わず大声で「ぎゃっ！って叫んでしまい、自分の口を押さえてしまった、私。
シーンの切り替えもテンポよくこ気味良い。
巧妙な脚本のなせる技だと思った。サイコパス誕生秘話もサラリと物語り、ほんの少し気持ちが揺れる。にしても....同情はできない。
セカオワのFUKASEは、あの柔らかいハイトーンボイスとのギャップが得体の知れない恐怖を醸して、めちゃリアル。
絶妙のキャスティングでした。
あと、小栗旬は安定感があって、とても良かったと思う。
今回、菅田将暉は大人しい役どころだが、主人公の深層心理が状況に応じて変化するのを繊細に表現して、さすがだと思った。
クライマックスのニヤリっと笑う顔はゾッとした。
大まかなプレゼン程度しか内容を知らずに観たので結構ヒヤヒヤ感があって、久しぶりに恐怖を味わえた。
面白かったです。
