majizi

SLEEP マックス・リヒターからの招待状のmajiziのレビュー・感想・評価

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眠るのがもったいないという人もいれば
寝過ぎた、眠れない夜、眠りが浅くて疲れがとれない、とにかく寝たい…

現代人の悩みは本能からあまりにも遠ざかっていることなのでしょうか。
利便性を追求し機械を発明し、それを使っているようで使われている人間たち。
昼夜の区別無く止まらない時間の中で
目や脳や心は疲弊する一方。

動物は寝たいときに寝るし
食べ物が無くてひもじい瞬間はあっても
食べ過ぎたりしない。
自分の身体が何を欲しているか
ちゃんと知っている。
冬眠することも理にかなっている。
人間だけがおかしなリズムに
とりこまれてしまった。

眠ることに真剣に向き合い
人間が作り出した音楽という手段で
心と身体をあちらの世界に誘う。

自然に出来ていたことを取り戻すために
こんな大層なプロジェクトを仕掛けるなんて皮肉なものだけど、このくらいしないと
なかなか真剣に眠れないのか、みんなぐっすり寝たいだけなんだよね。
なのでとても面白い試みだと思いました。

寝る前の瞬間が一番幸せだと感じる毎日でありたい。
「最高級の眠り」っていうのも環境と心の有り様次第だと思う。

私の目覚まし音楽

⏰06:00 バッハの無伴奏チェロ組曲第一番ト長調 (演奏:ヨーヨー・マ)
🎼心地良くてずっと聴いてしまう

⏰06:05 映画ポリス・ストーリーより「英雄故事」(唄:ジャッキー・チェン)
🎼毎朝聴いてるのに笑って起きてしてまう

寝るための音楽も何か探してみようかな。
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