Mr.ノーバディの雨虎のネタバレレビュー・内容・結末

静かに暮らしている冴えない中年が実は内部統制的な職についており、殺人もこなす人物であった。そんな主人公の家に入った強盗は実は我が子を助けるためにやむなく押し入った人物だった。暴走車から降りて泥酔しながらバスに乗り込み傍若無人を極めていた一人のチンピラは実はロシアンマフィアの息子だった。
この映画は「実は」という部分が多いが、個人的にはあまり好ましい展開ではなかった。どことなく軸がしっかりしていない印象を受けたからだ。本当はどういう人物なのかが題名のnobodyにかかっているのかもしれないが、主人公だけにスポットがあてられていないところがぼやけている
他作品の「ジョン・ウィック」と比較できる部分が非常に多い。この映画は格闘術や柔術などの技術的な面が少ないように見えたが、アクションとしてはこちらの方が派手な印象だ。
冴えない男性がブチギレて変貌する。ボコボコにされてもやり返す。そういったきれいではない戦い方をして敵を倒していく様は爽快だった。